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Rhapsody (オペレーティングシステム) : ウィキペディア日本語版 | Rhapsody (オペレーティングシステム)
Rhapsodyは、1996年後半のアップル社のNeXT買収から1998年のMac OS Xが発表されるまでの間における、アップル社の次世代オペレーティングシステムの開発コードネーム。Rhapsodyは、よりMacらしく見えるようにする新しいGUIと一緒にPower Macに移植されたOPENSTEPオペレーティングシステムによって概ね成り立っている。QuickTimeとAppleSearchを含むいくつかの既存のMac OSの技術もRhapsodyに移植した。Rhapsodyは、エミュレーション層のBlue Boxを使って「Mac OS 8」も実行できた。また、Yellow Box〔Yellow Boxとは イエローボックス: - IT用語辞典バイナリ 〕と呼ばれたオブジェクト指向を備えたAPI群によって、Macintoshだけでなく、Windowsでも動作させるマルチプラットフォームを指向していた〔Yellow Boxとは - IT用語辞典 Weblio辞書 〕。 == 歴史 == Rhapsodyは、1997年のWWDCで最初のデモンストレーション(デモ)を行なった。インテルのx86のCPU版とPowerPCのCPU版の2つの開発者版のデモが引き続いて行なわれた。この後、Blue BoxがPowerPC上である程度使用可能になるPremier版と、続く1998年の第2四半期にPowerPC上のBlue Boxが完全に装備される完全なUnified版が登場すると発表した〔Yellow Box、Blue Box、Rhapsody そして WWDC - TidBITS 日本語版 〕。2つの非常に異なるシステムの機能を統合させるAppleの開発スケジュールは、今後のリリースの機能を予測困難なものにした。1998年5月のニューヨークのMacWorld Expoにおいて、スティーブ・ジョブズは、Rhapsodyは(1999年に出荷される)Mac OS X Server 1.0に名称を変更〔Rhapsody-コトバンク 〕し、サーバー向けOSとしてリリースされることを発表した〔Rhapsody-マルチメディア・インターネット辞典 〕。このバージョンのRhapsodyは、あくまでサーバーのプラットフォームでしかなく、Macintosh用アプリケーションを動かすための製品ではないため、通常のユーザーとは全く無縁である。 そのソースコードから、DarwinとオープンソースOS Xがフォークされた。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「Rhapsody (オペレーティングシステム)」の詳細全文を読む
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